【本】教養としての社会保障 ☆4
分かりやすい。
意外に思うことが書かれていた。
・北欧は高福祉の国だが、日本人が思っているほど優しい国ではない。簡単には病院で診てもらえない、大企業であっても経営破綻したら国がサポートしない。
・日本は小さい政府。世界で見ると、GDPの割には公務員少ない、子育て支援が少ない、教育にもお金をかけていない。
・日本の皆保険制度は奇跡。少ない予算で高い医療を提供できていると世界が絶賛。
ただし、それが実現できているのは医療関係者の異常な勤務時間のおかげ。
・経済(労働)と社会保障は一緒に考えないと上手くいかない。働く期間を長くしないと年金が持たないので。その意味で厚生労働省を作ったのは間違っていない。
・セーフティネットを整えることでチャレンジできて経済成長できる
- 作者: 香取照幸
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2017/05/19
- メディア: 単行本
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